打刻と給与計算──ShiftLift 導入編 #4

ShiftLift シフトタブ・シフト作成画面のスクリーンショット ShiftLift

ShiftLift 導入編シリーズ第 4 回は、運用フェーズの中心となる「打刻」と「給与計算」を取り上げます。配置と実績、給与形態がアプリ内で自動的に結びつくので、転記作業や手計算が大きく減ります。


📚 シリーズ記事:前回は シフト作成・希望申請の運用 [導入編#3] をご紹介しました。本記事と合わせてお読みください。

打刻とタイムカード

従業員はシフト開始 60 分前から「シフトタブ → 緊急シフト打刻」または「ホームの打刻ボタン」で出勤打刻できます。GPS 位置情報を含めて記録するため、現場にいることを客観的に証明できます。

タイムカード打刻ボタン
図1: ホームのタイムカード(GPS 位置情報を含めた打刻)
タイムカード月次表示
図2: タイムカードタブ(月次打刻履歴)

タイムカードタブ では、日別・月別の打刻履歴が集計表示されます。残業や遅刻があった場合は、従業員から残業申請・遅刻報告が送られ、管理者が承認します。欠勤通報や代替要員探索もこのタブに集約されます。


給与計算

人件費タブ では、配置済みシフトと打刻実績、現場ごとの給与形態、各種手当(資格手当、深夜手当、休日手当)を組み合わせて、月次給与を自動計算します。

人件費タブ
図3: 人件費タブ(月次集計とエクスポート)
  • 日給・時給・夜勤手当のミックスに対応
  • 同日に複数シフトがある場合の「1 日勤務まとめ」フラグ
  • 休憩時間の自動控除(業務 X 時間ごとに Y 分など、会社単位で設定)
  • 給与項目の手動適用(資格手当 1 級 / 2 級など)
  • CSV エクスポートで会計ソフトへ受け渡し

実績ベースで算定されるため、「シフトと打刻のどちらを基準にするか」を悩む必要がありません。

給与計算の具体例

実際の現場でどのように給与が算定されるか、3つの代表的なケースで見てみます。

例1:日給制 + 深夜手当(警備業)

  • 日給 ¥15,000 × 月20日勤務 = ¥300,000
  • 深夜時間帯(22:00〜5:00)の労働 4時間 × 20日 × 深夜割増25% = ¥9,375
  • 資格手当(警備員指導教育責任者)= ¥5,000/月
  • 月額合計 = ¥314,375(控除前)

例2:時給制 + 休日出勤(飲食店)

  • 時給 ¥1,200 × 平日8時間 × 18日 = ¥172,800
  • 休日出勤 8時間 × 4日 × 休日割増35% = ¥51,840
  • 交通費(実費) = ¥8,000
  • 月額合計 = ¥232,640

例3:固定給 + 残業(管理職)

  • 固定給 ¥250,000(基準160時間/月)
  • 残業20時間 × 残業単価 ¥1,953 = ¥39,063
  • 月額合計 = ¥289,063

ShiftLiftの人件費タブでは、上記いずれの給与形態でも自動算定され、CSVエクスポートで会計ソフト(freee/マネーフォワード/弥生会計など)に取り込めます。


勤怠アラートとリマインダー

打刻忘れや遅刻を未然に防ぐため、ShiftLiftには以下のアラート機能が組み込まれています。

  • 打刻忘れアラート:シフト開始時刻を過ぎても出勤打刻がない場合、管理者と本人に通知
  • 退勤忘れアラート:シフト終了から30分経っても退勤打刻がない場合に通知
  • シフト前日リマインダー:明日シフトがある従業員にプッシュ通知(PWA/iOS/Android)
  • 月末締めリマインダー:管理者へ給与計算のチェック・確定をプッシュ通知
  • 欠勤・遅刻率の自動集計:従業員ごとの欠勤率・遅刻率が一覧表示され、改善対象が一目で分かる

よくある質問(打刻・給与)

Q. GPS位置が現場から離れている場合は?

現場の登録時に半径50m〜200m程度の許容範囲を設定できます。範囲外で打刻するとアラートが表示され、管理者承認待ちになります。建物の地下や電波の届きにくい場所では、現場側で電波状況をテストの上、許容半径を調整するのがおすすめです。

Q. 打刻し忘れた場合の対処は?

従業員がタイムカードタブから「打刻修正申請」を送信できます。実際の出退勤時刻を入力すると、管理者に承認依頼が届きます。承認後はその時刻でタイムカードに反映され、給与計算にも自動的に反映されます。

Q. 残業申請の承認フローは?

シフト終了後、従業員が「残業申請」ボタンから残業時間と理由を送信。管理者側のホーム画面に通知が届き、ワンクリックで承認・却下できます。承認された残業時間のみが給与計算の対象になります。

Q. 取引先(クライアント)への打刻共有は可能ですか?

はい、可能です。現場ごとに「取引先承認」設定を有効にすると、配置済みシフトのタイムカードが取引先ユーザーの画面にも表示され、相互承認できます。請求書の信頼性向上と、月次締め作業のスピードアップに貢献します。


次回予告

最終回となる第 5 回は、2026 年に追加された「教育・研修管理」と料金プラン、運用を軌道に乗せるコツをまとめます。

👉 続きを読む:教育・研修管理と料金プラン [導入編#5・完結]

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